EOS 5D Mark III | EOS 5D Mark II | |
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価格 | 358,000円 | 182,000円 |
有効画素数 | 約2230万画素 | 約2110万画素 |
連続撮影速度 | 約6.0コマ/秒 | 約3.9コマ/秒 |
測距点 | 61点 | 9点 |
映像エンジン | DIGIC 5+ | DIGIC 4 |
質量 | 約950g | 約905g |
記録媒体 | CF+SD | CF |
視野率 | 約100% | 約98% |
フォーカシングスクリーン | 固定式 | 交換式 |
露出補正 | ±5段 | ±2段 |
主な点を比較してみましたが、大きな違いは測距点と連写速度ですね。
しかし、基本的にAFは中央の1点でフォーカスロックして撮影するので、そんなに多くても使いませんし、連写もしないので関係なし。視野率は100%に越したことは無いですが、Mark IIの98%でも実用上は十分ですし、ライブビューを使えば100%で確認できます。
逆に、Mark IIはMark IIIと比較して45g軽く、フォーカシングスクリーンが交換できる点が、Mark IIIよりも優れています。
Mark IIIでいいと思うのは、SDカードが使えることと、±5段まで露出補正ができることです。特に、Mark IIの露出補正が±2段までというのが、古さを感じます。ただ、±2段で足りることがほとんどですし、足りない場合でもスポット測光などを使えば、なんとかなるでしょう。
それから、スペックには無い変更点ですが、Mark IIは電源スイッチがモードダイヤルの付け根に移動しています。また、Mark IIIのモードダイヤルには、EOS 60Dと同様のロック解除ボタンが設けられています。Mark IIでも有料(10,500円)で改造することができますが、ロックが付いていても戻し忘れもあるので、撮影する前に確認する習慣は必要です。
あと、動画は使うつもりはありませんが、動画に関しては、Mark IIIは連続撮影時のファイルサイズ(4GB)制限が無くなったのが大きいですね。
やっぱりフルサイズ
結果、この程度の性能差で価格がほぼ2倍なら、ということで、EOS 5D Mark IIを購入しました。
これで、「35mm判換算」とは、おさらばです。EOS Kiss X2、60Dと、APS-Cサイズのデジタル一眼レフを使ってきましたが、35mmフィルムカメラに慣れ親しんだ身としては、APS-Cサイズは違和感が拭えませんでした。レンズ選びの際に、特に単焦点レンズだと、慣れ親しんだ画角にならないのが、APS-Cサイズに馴染めない理由です。せめて、APS-Cよりももう少し大きめで、焦点距離換算が「約1.4倍」になるサイズ(25.5×17mmくらい)だったら、「24mm→35mm」「35mm→50mm」「50mm→70mm」という具合に、レンズ選びも楽だったと思うのですが。
個人的には、これからの一眼レフはフルサイズが基本で、APS-Cサイズ以下はミラーレスがいいんじゃないかと思います。キヤノンのミラーレス参入の噂は以前からありますし、発売から1年以上経つEOS Kiss X5の後継機はまだ発売されていないですし、時代の流れはそうなんじゃないかな、と。9月のフォトキナ辺りが怪しそうですが、フルサイズ版のEOS Kissシリーズが発売されませんように。
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