購入の決め手になったのは、MacBook Pro RetinaやiPhoneなどと同じく、IPS液晶が採用されていることです。IPS液晶は、MacBook Airが採用しているTN液晶と比べて、発色が良く視野角も広いので、快適に使うことができます。
その上、2304×1440のRetinaディスプレイです。
デフォルトでは、MacBook Pro Retina 13インチの標準解像度と同じ「1280×800(2560×1600)」を、パネル解像度に合わせ10%縮小して表示するようになっています。設定を変更することで、MacBook Pro Retina 15インチの標準解像度と同じ「1440×900(2880×1800)」を20%縮小して表示することもできます。また、パネル解像度と同じ「1152×720(2304×1440)」を等倍(ドット・バイ・ドット)表示することも可能です。
設定できる解像度は、次のとおりです。
- 1440×900(2880×1800)
- 1280×800(2560×1600)※デフォルト
- 1152×720(2304×1440)※等倍
- 1024×640(2048×1280)
MacBookでは縮小表示が基本となりますが、字が滲んだりすることもなく、縮小していることにはまったく気が付きません。最大解像度で使うと文字が若干小さく感じますが、それさえ気にならなければ最大解像度での使用も問題ないように感じます。
MacBookのディスプレイは、きれいなIPS液晶で、解像度(スケーリング)も、ぼくが普段使っているMacBook Pro Retina 13インチと同じなので、使っていてまったく違和感がありません。違いを感じるとすれば、本体を手に持ったとき、明らかに軽いということです。
MacBook Pro使いから見ると、MacBookは「MacBook Air Retina」ではなく、紛れもなく「MacBook」という印象です。もちろん、処理能力や拡張性などは犠牲になっていますが、そのことにより「Pro」との差別化が明確になったように感じます。
充電の仕方が変わる?
ここまではディスプレイについて触れてきましたが、ここからは「MacBookは変わった」と思うことについて、少し触れてみたいと思います。
MacBookが変わったと思う点は、電源アダプタです。
MacBook用のUSB-C電源アダプタのサイズは、iPad用の電源アダプタより一回り大きいくらいで、従来のMagSafe電源アダプタよりも小型になっています。USB-C電源アダプタにはUSB-Cポートが1つ付いていて、iPad用USB電源アダプタと同様、充電ケーブルを差して使用します。
また、従来のMacBookシリーズには、延長用の電源コードが付属していましたが、MacBookにはそれが付属していません。従来の電源アダプタと共通の延長ケーブルが別売りされるようですが、普通のコンセントの延長コードでも役目は果たせそうです。
実際にUSB-Cケーブルで充電してみた感想ですが、従来のMagSafeはコネクターにランプが付いていて、充電中と充電完了が色でわかるようになっているのに対して、USB-C充電ケーブルはiPhoneのLighteningケーブルと同様、コネクターにランプが付いていません。充電状況を確認するには、本体を開いて画面のメニューバーを見る必要があるのが不便です。
ただMacBookは、他社製のUSB PD対応電源アダプタでも充電できるので、MacBook専用ではなく共通の電源アダプタで充電できるようになると、便利になりそうです。共通の充電器というのはmicroUSBでは既に当たり前になっていますが、USB-Cが普及すれば、パソコンの充電の仕方も変わるかもしれません。
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