2015年4月25日

デジカメ画像をWi-FiでMacに取り込む

新型MacBookに備え、Wi-Fiでデジカメ画像の取り込みにチャレンジしてみました。

最近ではWi-Fi搭載のデジカメは珍しくなくなってきましたが、PCと接続できる機種は多くはありません。

そんな中で、いま使っているキヤノンの「PowerShot G7 X」は、PCとのWi-Fi接続も可能なので、MacBook Proを使って試してみました。

設定と使い方


まず、キヤノンのサイトから「Digital Camera Software」をダウンロードし、その中に含まれる「CameraWindow DC」をMacにインストールします。

インストールしたらMacは起動したままで、G7 Xの電源を入れて撮影済み画像の再生モードにします。画像が表示された状態で、十字キーの上を押すとWi-Fiが有効になり、はじめて利用する場合は「パソコンと通信」を選び、SSIDなどを入力します。この時、MacとG7 Xは、同じWi-Fiネットワークに接続している必要があります。

Wi-Fiの設定が終了すると、G7 Xに「接続先の機器の選択」の画面が表示されるので、接続したいMacを選択します。一度設定してしまえば、次回からはG7 XのWi-Fiボタンを押すだけで、Macと接続できるようになります。

G7 XとMacが認識されると、Macの「CameraWindow」が自動的に起動します。「CameraWindow」からは、ケーブルで接続した場合と同様に、Macからデジカメ内の画像にアクセスできるようになります。


あとは、画像を選択して「取り込み」ボタンをクリックすれば、画像の取り込みが開始されます。

転送速度


試しに、RAW画像ファイル10枚(計約220MB)を取り込んでみたところ、転送にかかった時間は約1分20秒でした。転送速度は「約2.75MB/s」で、RAW画像1枚あたり約8秒かかります。JPEG(Lサイズ・ファイン)の場合は、1枚約2.2秒でした。RAW画像を何十枚も転送するには、Wi-Fiは向いていないかもしれません。

また、RAW画像を30枚以上取り込もうと試してみたのですが、何度も途中で転送が止まってしまい、接続が切れてしまいました。ちょっと試してみただけですが、Wi-Fi接続時の安定性がいまいちな感じがします。


ちなみにG7 XのWi-Fiは、「802.11b/g/n」の2.4GHz帯のみ対応です。

感想


正直、RAW画像を取り込むには転送速度が遅く、数枚程度なら割と便利ですが、10枚以上取り込むには、安定性からもメモリーカードリーダーを使う方がいいかな、という感じです。

しかし、使い勝手は悪くなく、速度や安定性がある程度改善されれば、積極的に使っていきたいと思います。

また、先月発売されたEyefi Mobi ProカードはRAW画像にも対応していて、ほかのカメラでもG7 Xと同様のことができますが、価格が1万円弱するのと、最近ではmicroSDカードのデジカメもあるので、カメラ側で対応してくれた方がありがたいです。



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