2013年6月6日

キヤノン、EOS M専用超広角ズームレンズと新ファームウェアを発表

キヤノンが、EOS M用交換レンズ「EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM」と、EOS Mのファームウェアアップデートの予定を発表しました。

EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMは、焦点距離が「11〜22mm」、最短撮影距離はEF-M22mmと同じ「0.15m」です。画角(対角)は「102°10'~63°30」で、35mm判換算18〜35mmに相当します。

APS-Cサイズ一眼レフ用レンズの「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」と比較すると、開放F値が半段ほど暗いですが、その代わりに約3段分の手ブレ補正が付いています。それでいて価格は52,500円と、EF-S10-22mm(102,900円)のほぼ半額。

他社のミラーレス用超広角ズームと比べても、かなり低価格です。

商品名価格
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM52,500円
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.674,550円
E 10-18mm F4 OSS99,750円
LUMIX G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH.124,950円

ソニーとパナソニックのレンズは、広角端で14〜15mm相当と画角が広く、開放F値も「F4通し」で望遠端では1段明るいので、高くて当然ですが、ほぼ同等のオリンパスのレンズよりも、2万円以上安くなっています。

さらにキヤノンは、EF-M11-22mmを「圧倒的な高画質」や「ミラーレス用広角ズームでトップクラスの光学性能」と謳っており、これが事実であれば、非常にコストパフォーマンスの高いレンズと言えそうです。

ファームウェアアップデートでAF速度向上


そして、EOS Mのファームウェアアップデートでは、AFの合焦速度の向上が謳われています。

EOS MのAF速度は、慣れてしまえば、それほど気にはなりませんが、確かに最初は遅いと感じました。各所のレビューでも、その点について言及されることが多いので、これが改善されると、評価も変わってきそうです。

ちなみに、レンズは7月下旬発売予定、新ファームウェアは6月下旬公開予定となっています。




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