やじうまWatchからの情報ですが、「着メロ」の商標権がヤフオクの官公庁オークションに出品されています。
出品されているのは「登録4194385」と「登録4707135」の2つで、いずれも権利者はYOZAN(鷹山)となっています。
この「着メロ」という登録商標は元々、PHSのアステル東京が提供していた「着信メロディ呼び出しサービス」の愛称で、ぼくが商標に関心を持つきっかけとなったものです。
アステルの着メロは、音声ガイダンスに従ってダウンロードするというアナログな仕組みですが、着信音ダウンロードサービスの先駆けと言える存在でした。
しかし、その後、携帯電話に着信音作成機能が搭載され、その入力コードを掲載した本が売れるようになり、その中に「着メロ」というタイトルを付けた本が登場します。アステルユーザーとしては「着メロといえばアステル」という認識だったので、これはおかしいんじゃないかと思って商標を調べてみると、雑誌の「着メロ」は出版社が商標登録(登録4326423)しているということが分かりました。
アステル東京のPHS事業はその後、東京電力系のTTNetに引き継がれ、さらに「鷹山」という聞いたことも無い会社に渡り、サービス終了に至りました。
そして現在、その「遺品」とも言える商標権が売りに出されている訳ですが、出品者がYOZANではなく「東京都主税局徴収部」なんですよね。YOZANって、いま何やってるんでしょう?
まぁYOZANはどうでもいいんですが、「着メロ」は「着うた」(登録4743044、登録4743091、登録4967705)と同じように、ソニー・ミュージックエンタテインメントが取得して管理するのが望ましいんじゃないでしょうか。
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