2014年1月24日

ソフトバンク、通話料込みの新定額サービス発表

ソフトバンクモバイルが、音声通話とデータ通信料金をセットにした、定額サービスを4月21日より提供すると発表しました。

新定額サービスは、月間2GBまでで5,980円(税抜)の「Sパック」から、月間15GBまでで9,980円(税抜)の「Lパック」までの3種類が用意されていますが、これらを利用するには、2年契約の場合でホワイトプランよりも46円高い、月額980円(税抜)の専用基本プランへの加入が必要となります。

また、月間の通信量が上限を超えた場合は、100MBごとに100〜250円(税抜)の通信料がかかります。従来どおり、超過後に128kbpsの低速通信を利用するには、月額300円(税抜)のオプションサービスに加入する必要があります。

通話料に関しては、Sパックで「3分以内/月50回まで」、MパックとLパックで「5分以内/月1,000回まで」の国内通話が含まれます。超過分は、30円(税抜)/30秒ごとの通話料が掛かります。

また、気になるのが、この音声通話には他社携帯電話宛や固定電話宛のほかに、ソフトバンク宛も含まれるようで、ホワイトプランの1時〜21時まで同社内通話料無料が適用されないように読み取れます。

ホワイトプランとの比較


従来の標準的なiPhone向け料金プランと、月間7GBまで利用できる「Mパック」(税抜6,980円)を、比較してみました。条件をより近づけるために、Mパックには7GB超過後の低速(128kbps)通信オプションを付けています。

Mパックホワイトプラン
基本料980円934円
S!ベーシック300円300円
定額料6,980円5,200円
128kbps300円
消費税684円514円
合計9,244円6,948円

iPhone向けの標準的なプランよりも2,296円(税抜)高く、それにWホワイトを追加した場合より1,362円(税抜)高くなります。この差額を通話料に当てた場合、ホワイトプランで57分、Wホワイトで68分相当になります。つまり、だいたい月に1時間以上通話する場合は、新定額サービスの方を検討する価値はあるかと思います。

ただし、詳細は今後発表されるとのことなので、新たなキャンペーンなどにより、内容が変わるかもしません。

ソフトバンクに限らず、携帯電話各社のLTE向け料金プランには、無料通話が含まれないことが不満だったりするので、通話料込みのプランはいいと思うのですが、専用の基本プランへの加入や、データ通信料とセットになっているのは、個人的には自由が無いように感じます。Wホワイトの上位サービスとして、従来の料金プランに追加できるオプションサービスとしての方が、利用しやすいと思います。なんか、どさくさに紛れて、こっそり値上げしているように、感じなくもありません。

まぁ、月間15GBまで使える「Lパック」は、月の半ばで7GBを超えるような超ヘビーユーザーには、いいかもしれませんが、月間2GBまでの「Sパック」は、もっと安くして欲しいところです。

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