2020年4月20日

iPhone SE(第2世代)のSIMフリー版とキャリア版の価格比較

iPhone SE(第2世代)を取り扱う国内キャリアが価格を発表したので、SIMフリー版も含めて価格をまとめてみました。

各キャリアの価格は、端末価格のほかに、各社の下取りサービスを利用した場合の負担額、それとSIMフリー版の価格から負担額を差し引いた額を「実質下取額」として追加しています。

iPhone SE(第2世代)価格表(税込)
64GB128GB256GB
SIMフリー版49,280円54,780円66,880円
ドコモ57,024円62,568円75,240円
(負担額)38,016円41,712円50,160円
(実質下取額)11,264円13,068円16,720円
au55,270円61,250円75,215円
(負担額)28,750円31,970円39,215円
(実質下取額)20,530円13.068円16,720円
ソフトバンク57,600円64,080円78,480円
(負担額)28,800円32,040円39,240円
(実質下取額)20,480円22,740円27,640円

SIMフリー版の方が安くなるケース


各社とも端末価格はSIMフリー版よりも割高に設定されてあります。負担額は端末を分割払いで購入し、購入から2年後にiPhone SEを下取りに出して新しい端末に買い換えた場合の割賦金の合計であり、3年目以降もiPhone SEを使い続けると負担額も増え、割賦金をすべて支払い終えるとSIMフリー版よりも高くなります。

そこで、キャリア版の負担額とSIMフリー版の端末価格が、どこで逆転するかを計算してみました。その結果、ドコモは支払い回数が32回以上auは42回以上ソフトバンクは42回以上(256GBは41回以上)になると、キャリア版よりもSIMフリー版の方が安くなります。なお、SIMフリー版の場合は、買い換えてもiPhone SEの端末は手元に残るので、負担額がSIMフリー版の端末価格と同じなら、SIMフリー版の方がお得です。

お手頃価格のiPhone SEは、ハイエンド端末のように毎年買い換えるというよりも、同じ端末を長く使い続けたいユーザーに多く支持されるでしょう。iPhone SEは最新のA13チップを搭載し、3年くらいは快適に使い続けられるほど余裕のあるスペックです。

しかし、かと言って3年間使い続けると、ドコモの場合は割賦金をすべて支払い終えてしまい、総負担額はSIMフリー版の端末価格より8,000円ほど高くなってしまいます。なので、特にドコモユーザーの方は、長く使い続けるならSIMフリー版の選択を考えてもいいかもしれません。

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