2012年2月12日

Canon PowerShot S100 レビューその1

キヤノンのPowerShot S100を購入しました。

発売当初の価格が、海外よりもかなり割高だったために、ついついLUMIX GF3を衝動買いしてしまいましたが、GF3が購入金額からポイントを差し引いた額よりも高く売れたのと、S100の価格が発売当初よりも1万円ほど値下がりしたので、めでたくS100の購入に至りました。

価格は、ヨドバシ.comで44,800円に10%ポイント還元でした。先月MNPでGalaxy Nexusを購入した時にもらったポイントを使って、支払額は2万円強で、ポイントは2千ポイント強です。

ぼくがPowerShot S100を選んだ大きな理由は、次の3点です。

RAW撮影対応
これはとても重要。RAWで撮影した方が、パソコンで修正しやすいので、撮影時にあまり気を使わずに済みます。個人的には「JPEGで撮影するならスマホで十分。RAWで撮影しなければ、デジカメを買う意味が無い」と思っています。
コントローラーリング搭載
コンデジのズームレンズは、レバーによるパワーズームが一般的ですが、これが使いにくいのがコンデジ最大の不満です。しかし、S100やS95は、レンズ周囲の「コントローラーリング」を回転することによって、「28mm/35mm/50mm」というように、ステップズームすることができます。これでズーミングの不満が大きく解消されます。
ボディがコンパクト
コンデジとしては大きめですが、GF3よりは大分コンパクトです。特に、S100は電源をオフにすると、レンズがボディ内に収納されるので、そのままポケットに入れられます。

というわけで、ぼくにとってのS100を一言で表すと、「RAWで撮れて、ズームが楽で、ポケットに入るカメラ」です。

S95との違い


とりあえず、S100を使ってみて、S95と違って戸惑ったポイントを挙げてみます。

バッテリーとSDカードスロットの配置が逆
ボディ底部のカバーを開くと、バッテリーとSDカードスロットが平行して配置あるのは同じなのですが、S95は「レンズ側にバッテリー、モニター側にSDカード」なのに対して、S100は「レンズ側にSDカード、モニター側にバッテリー」となっています。すぐに慣れると思いますが、最初は戸惑いました。
露出補正の操作の違い
S100は、ボディ裏側の「コントローラーホイール」を回転させるだけでは、露出補正ができなくなっています。露出補正をするには、十字キーの上キーを押してから、コントローラーホイールで行います。S95ではホイールを回転させるだけだったので、勝手に補正が設定されていたということが、よくありました。誤操作防止の対策でしょうね。
ボタン配置と機能の割当
S100には「動画」ボタンが付いたことにより、ボタンの配置がS95から変更されています。動画ボタン以外の主な変更点は、「RING FUNC.」ボタンが「ショートカット」ボタンに統合されたことと、「セルフタイマー」ボタンが無くなったことです。セルフタイマーは、三脚を使ってブツ撮りするときに、よく使うので、これが無くなるとかなり不便なのですが、ショートカットに割り当てることで対応できます。あと、S95では中央の「SET」キーの形状がフラットだったのが、S100では凸型に膨らんでるので、押しやすくなっています。
S95S100
左上ショートカット/イージープリントRING FUNC./ショートカット/消去
右上再生動画
左下DISP.再生
右下MENUMENU
露出補正露出補正
ストロビストロボ
セルフタイマー/消去DISP.
マクロ/MFマクロ/MF
▲S100(左)とS95(右)

ファーストインプレッション


S100は、センサーが裏面照射型CMOSに変わったことで、低感度時での画質に不安があったのですが、ちょっと使ってみた感じでは、S95との違いは感じられません。

正直、今のところ、「S95からS100に買い替えてよかった」と思うところはありませんが、S95と同じく不満がほとんど無く、満足度はかなり高いです。



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評価: 5.0 - 投稿: Jun

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