2007年8月26日

お気に入りのカメラバッグ「TENBA-2」

先日、ニコンD40用のストラップを物色していて、銀一のサイトをのぞいていたら、Pro Pakシリーズの「TENBA-2(テンバ-2)」が製造中止になり、今はClassicシリーズの「TENBA-2 II」というモデルが限定生産されていると知った。

TENBA-2は、バッグの中に入れて使う「インナー(仕切)」に、ショルダーを付けてバッグにしたような、シンプルなカメラバッグで、必要最小限なものを入れて出かけるのに便利で気に入っている。

ぼくが十数年間愛用している「TENBA-2」は、色がベージュなので汚れが目立つし、ショルダーの付け根がほころびかけてるので、手に入らなくなる前に一つ押さえておこうと、購入することにした。

Classicシリーズは、アジア(中国)製にしたことなどによって、Pro Pakシリーズよりも安くなっているので、思い切って2つ買ってしまおうかと思ったけど、いま使ってるのもまだ使えるので、1つだけにしておいた。しかし、その選択は間違ってなかったかもしれない。

購入前は、「ちょっと素材が変わっただけ」と思ってたけど、実際に比べてると、旧モデルとの違いは想像以上だった。

旧TENBA-2では、ストラップ調節用のリング(?)がストラップの両側に付いていたのが、TENBA-2 IIでは片側だけになっている。片側だけで調節すると、調節した長さによって、ストラップ裏地の滑り止めの位置がずれてしまう。

ストラップを最長に伸ばした状態で、滑り止めがストラップの中央になるように縫い付けられている。つまり、そこから短く調節すればするほど、滑り止めが中央からずれてしまう。滑り止めは余裕を持って長め(約38cm)に設けられているので、短く調節しても肩には掛かるようにはなっているけど、滑り止めを調節リングに巻き込まないギリギリまで短くすると、ほぼこれが限界。これ以上短くすると、滑り止めが用をなさなくなる。

旧TENBA-2では、ストラップを短くして使っていたんやけど、TENBA-2 IIのストラップを前記の状態にしても、それに比べるとまだ少し長い。まだ短くしようと思えばできるんやけど、前記の理由から、これ以上短くするのは諦めた。

あと、クッションが薄く(柔らかく?)なっているのも気になった。バッグに機材を入れて持ってみると、旧TENBA-2よりも中の機材の形を感じられる。旧TENBA-2の場合は、機材の重さによって底全体がたわむ、という感じだったのが、TENBA-2 IIでは機材の形に合わせて底がたわむ、という感じ。

正直、カメラバッグとしては、ちょっと「頼んない」感じになってしまった。「道具」っぽさも感じなくなった。

しかし、前向きに考えれば、ストラップはたすき掛け可能な長さまで伸びるようになったし、旧TENBA-2のように「ゴロっと」した感じも無く、割と体に馴染みやすい。

TENBA-2は、元々、ラインナップの中でもっともカジュアルなモデルだったけど、Classicシリーズになってよりカジュアルになったように思う。

その他、気付いた変更点


  • 正面右下のタグが、布製からラバー製に変更。縫い付け位置も高くなっている
  • ジッパータブが、通常の金具からラバー付になって大型化。これは数少ない改良点の一つ
  • ジッパーサイドの「耳」タブが無くなった
  • ストラップがより上まで縫い付けられている
  • ジッパーが若干長くなって、サイド側へ回り込んでいる



TENBA-2 II
評価: 4.0 - 投稿: Jun

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