2015年5月13日

ドコモがまたポイントプログラムを改定

ドコモが、ポイントプログラムを12月に「ドコモプレミアクラブ」から「dポイントクラブ」へ変更すると発表しました。

ドコモは、2014年にドコモプレミアクラブを改定したばかりなのに、2年足らずで再度の改定です。

携帯料金に対するポイント付与率の変更


改定後、dカードGOLD(DCMX GOLD)契約者以外は、携帯料金でのポイントはほとんど貯まらなくなります。

dカードGOLD契約者は、改定後も契約期間に関係なく「ゴールド」ステージのままで、携帯電話の利用料金に対するポイント付与率も「1,000円(税抜)ごとに100ポイント」で変更ありません。dカードGOLD契約者でなくても、半年間に獲得したdポイントが10,000ポイント以上であれば、「ゴールド」ステージになります。

しかし、それ以外の場合は、契約期間や獲得ポイント数に関係なく、ポイント付与率が「1,000円ごとに10ポイント」になります。現行と比較すると、契約8年以上の場合はポイントが減り、契約5年未満の場合はポイントが増えます。

現行では「1st」から「ゴールド」まで6つに分かれているステージが、改定後は「レギュラー」から「ゴールド」までの4つに変更されます。ステージは、半年間に獲得したdポイント(ドコモポイント)数のほかに、契約期間とdカード(DCMX)の契約状況によって決まります。

改定前後でポイントの試算をしてみると、ぼくの毎月の支払額(端末代金含まず)は税抜4,000円ちょっとで、現行の「グランプレミア」ステージだと、毎月100ポイント貯まります。しかし、改定後の「シルバー」ステージだと毎月40ポイントしか貯まりません。1年間で480ポイントです。

これが「ゴールド」ステージなら毎月400ポイント貯まって、1年間で4,800ポイント。年間で4,320ポイントの差を、多いと見るか少ないと見るか。

改定後も、契約期間によってステージは上がりますが、特典の違いは、もらえるクーポンと、半年間にdカードを使えばもらえるdポイント(利用可能期間と用途限定)のポイント数だけで、長期契約のメリットはほとんどありません。

ポイント面では、完全に「dカードGOLD」契約者優遇です。長期契約のメリットとしては、新料金プランの「ずっとドコモ割」くらいですかね。

ポイントの価値が減る


あと、細かい変更点ですが、現行のドコモポイントだと「1ポイント=1.08円(税込)」で使えていたのが、改定後のdポイントは「1ポイント=1円(税込)」になります。

ぼくは、クレジットカードのポイントをほかのポイントに交換するとき、ドコモポイントに交換したほうが「消費税分お得」という理由でドコモポイントを選んでいましたが、そのメリットがなくなると今後はほかのポイントを選ぶかもしれません。

現在ぼくが保有しているドコモポイントのうち、ほとんどがポイント交換したポイント分で、それが無くなると数百ポイントしか残りません。そうなると、ドコモポイントを貯めようという意欲が無くなってしまいます。

dポイントカード


12月の改定に合わせ、dポイント加盟店でdポイントを利用するための「dポイントカード」も発行されます。しかし、現段階で明らかになっている加盟店はローソンだけ。しかも、dポイントとPonta間でポイントを相互交換できる(発表会の質疑応答によると交換レートは等価になるらしい)ので、それならPontaカードでポイントを貯めて、dポイントへ交換する方法でもよさそうです。

ぼくは普段ローソンを利用することはないので、dポイントカードを使う機会は今のところありません。また、iPhoneでは「dカードmini(DCMX mini)」が使えないということもあり、dポイントカードよりも「dカードmini」のプラスチックカードを発行してもらった方が、個人的には使う機会が多くなると思います。

ドコモもポイントカードを発行するということで、大手キャリア3社のポイントカードが揃いますが、その中では利用可能店舗が圧倒的に多い「au WALLET」が、一番使いやすいですかね。

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