レンズのF値と焦点距離、35mm判(フルサイズ)換算焦点距離の数値は、撮影した写真のExif情報から取得し、その情報を元に画角とセンサーサイズを計算しました。
iPhone Xのデュアルカメラとインカメラの各数値を、iPhone 7 Plusと比較すると下の表のようになります。
iPhone X | iPhone 7 Plus | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
広角 | 望遠 | イン | 広角 | 望遠 | イン | |
F値 | F1.8 | F2.4 | F2.2 | F1.8 | F2.8 | F2.2 |
焦点距離 | 4mm | 6mm | 2.87mm | 3.99mm | 6.6mm | 2.87mm |
35mm判換算 | 28mm | 52mm | 32mm | 28mm | 57mm | 32mm |
画角 | 約75度 | 約45度 | 約68度 | 約75度 | 約42度 | 約68度 |
センサーサイズ | 1/2.9型 | 1/3.6型 | 1/4.6型 | 1/2.9型 | 1/3.6型 | 1/4.6型 |
※センサーサイズは「1型=18mm」で計算
広角カメラはほぼ変わらず
広角カメラの焦点距離は、iPhone 7 Plusの「3.99mm」よりわずかに長い「4mm」に。35mm判換算は変わらず「28mm相当」。
このことから、センサーサイズはほぼ同じという計算になります。しかし、アップルは「より大きい」センサーを搭載していると謳っています。大きくなったのはセンサーサイズではなく、1画素あたりの面積が大きくなったのかもしれません。
F値は、変わらず「F1.8」。
望遠カメラはより明るく画角は広く
望遠カメラの焦点距離は、iPhone 7 Plusの「6.6mm」より若干短い「6mm」に。35mm判換算は「52mm相当」で、iPhone 7 Plusよりも画角は若干広くなります。広角カメラとの倍率は、約1.86倍です。
センサーサイズは、iPhone 7 Plusと変わらないようです。
F値は「F2.4」で、iPhone 7 Plusの「F2.8」と比べて1/2EV明るくなっています。
また、レンズが明るくなったことに加え、iPhone Xは望遠カメラも光学手ぶれ補正に対応しているので、暗いところでの撮影により強くなっています。
52mm相当という画角は、肉眼で近くの物に注視した時の視界に近いので、小物などを撮影する場合は、望遠カメラを使うと自然な遠近感で撮影できます。被写体が小さいと感じた時は、近づくのではなくズームを使いましょう。iPhone Xの望遠カメラなら、手ぶれや画質の劣化の心配はありません。
インカメラは変わりなし
インカメラの各数値は、iPhone 7 Plusと変わりありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿