2017年11月3日

iPhone Xのカメラ画角とセンサーサイズを7 Plusと比較

iPhone Xのカメラの画角とセンサーサイズを調べてみました。

レンズのF値と焦点距離、35mm判(フルサイズ)換算焦点距離の数値は、撮影した写真のExif情報から取得し、その情報を元に画角とセンサーサイズを計算しました。

iPhone Xのデュアルカメラとインカメラの各数値を、iPhone 7 Plusと比較すると下の表のようになります。

iPhone XiPhone 7 Plus
広角望遠イン広角望遠イン
F値F1.8F2.4F2.2F1.8F2.8F2.2
焦点距離4mm6mm2.87mm3.99mm6.6mm2.87mm
35mm判換算28mm52mm32mm28mm57mm32mm
画角約75度約45度約68度約75度約42度約68度
センサーサイズ1/2.9型1/3.6型1/4.6型1/2.9型1/3.6型1/4.6型

※センサーサイズは「1型=18mm」で計算

広角カメラはほぼ変わらず


広角カメラの焦点距離は、iPhone 7 Plusの「3.99mm」よりわずかに長い「4mm」に。35mm判換算は変わらず「28mm相当」。

このことから、センサーサイズはほぼ同じという計算になります。しかし、アップルは「より大きい」センサーを搭載していると謳っています。大きくなったのはセンサーサイズではなく、1画素あたりの面積が大きくなったのかもしれません。

F値は、変わらず「F1.8」。

望遠カメラはより明るく画角は広く


望遠カメラの焦点距離は、iPhone 7 Plusの「6.6mm」より若干短い「6mm」に。35mm判換算は「52mm相当」で、iPhone 7 Plusよりも画角は若干広くなります。広角カメラとの倍率は、約1.86倍です。

センサーサイズは、iPhone 7 Plusと変わらないようです。

F値は「F2.4」で、iPhone 7 Plusの「F2.8」と比べて1/2EV明るくなっています。

また、レンズが明るくなったことに加え、iPhone Xは望遠カメラも光学手ぶれ補正に対応しているので、暗いところでの撮影により強くなっています。

52mm相当という画角は、肉眼で近くの物に注視した時の視界に近いので、小物などを撮影する場合は、望遠カメラを使うと自然な遠近感で撮影できます。被写体が小さいと感じた時は、近づくのではなくズームを使いましょう。iPhone Xの望遠カメラなら、手ぶれや画質の劣化の心配はありません。

インカメラは変わりなし


インカメラの各数値は、iPhone 7 Plusと変わりありません。

0 件のコメント: