これに伴い、従来の料金プランや「月々サポート」「docomo with」などの割引サービスへの新規申し込みは、5月末で受付が終了されます。また、現在それらの割引が適用されている場合、新プランへ変更すると割引は無くなります。
データ利用量で選べる2つのプラン
主な新プランは、次の2つです。
30GBを超えても1Mbpsの速度で使い放題の「ギガホ」
月額6,980円(税抜、2年契約時)で月間30GBまで高速データ通信が利用可能な「ギガホ」は、月間の利用データ量が上限に達しても、その後は従来の8倍となる最大1Mbpsの速度で利用し続けることができるのが特徴です。
使いすぎ防止の「ギガライト」
もう一つの「ギガライト」は、利用データ量に応じて料金が月額2,980円から5,980円(税抜、2年契約時)へ変動します。1GBから7GBまで、2GB毎に料金が1,000円ずつ上がっていきます。
従来の「ベーシックパック」では、上限の20GBまで利用すると大容量のプランよりも割高になりましたが、新しい「ギガライト」では上限が低く設定されているため、使いすぎても料金を抑えられます。
家族間データシェアが廃止に
ドコモの従来プランは、家族間でデータ利用量をシェアできる「パケあえる」が特徴でしたが、新プランではそれが廃止されます。
docomo withと比較
従来プランの「docomo with」と、新プランの「ギガライト」で月々の支払額がいくらになるか比較してみました。
契約内容は、通話料が従量制の最安プランで、家族3人で契約した場合。2年契約でプラチナステージ(契約15年以上)、ドコモ光契約。
基本料 | 2,980円 | 2,980円 | 2,980円 |
---|---|---|---|
みんなドコモ割 | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 |
小計 | 1,980円 | 1,980円 | 1,980円 |
合計 | 5,940円 |
基本料 | 980円 | 980円 | 980円 |
---|---|---|---|
データ通信料 | 6,500円 | 500円 | 500円 |
ISP料 | 300円 | 300円 | 300円 |
ずっとドコモ割 | -900円 | ||
ドコモ光セット割 | -800円 | ||
docomo with | -1,500円 | -1,500円 | -1,500円 |
小計 | 4,580円 | 280円 | 280円 |
合計 | 5,140円 |
1年間の料金
従来プランの長期利用割引は、料金割引かポイント付与を選ぶことができましたが、新プランではポイント付与(毎年1回)のみとなりました。また、従来プランでは割引の対象は代表回線のみだったのに対し、新プランでは各回線毎に対象となります。
この長期利用割引の違いを考慮し、1年間の料金の合計と、ポイントの合計を比較してみました。
ギガライト | docomo with | |
---|---|---|
料金 | 71,280円(税抜) | 61,680円(税抜) |
ポイント | 9,000ポイント |
ギラライトの料金は、docomo withより月々800円高く、1年間では約1万円高くなります。しかし、家族全員がプラチナステージの場合は、ポイントが合計9,000ポイントもらえるので、それを差し引くと1年間の料金はほとんど変わりません。
ただし、docomo with(ベーシックシェアパック)の場合、利用可能データ量が家族合計5GBまであるのに対し、ギガライトではそれぞれ1GBまでと、利用可能データ量が少なくなります。
安くなるのは誰?
新旧プランを比較してみると、現在の割引がdocomo withの場合は料金はあまり変わらず、月々サポートの場合は値上げとなりそうです。
一方、古い端末を長く使い続けていて、docomo withも月々サポートも適用されていない場合は、新プランへ変更すると安くなるかもしれません。ただし、「端末購入サポート」の規定利用期間中に新プランへ変更すると、解除料が発生するので注意が必要です。
プラン変更のタイミング
現在、docomo withや月々サポートが適用されている場合は、そのまま使い続ける方が良さそうです。しかし、月々サポートの適用期間が過ぎたり、6月以降に機種変更する場合は、今までの割引が受けられなくなってしまうので、そのタイミングでプラン変更を迫られることになります。
ただ、家族契約の子回線の場合は、各々のタイミングで変更してもあまり問題はありませんが、代表回線はシェアグループの子回線との関係もあるので、変更時期を考える必要がありそうです。
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