2009年8月29日

Mac OS X 10.6 Snow Leopard 2日目

iMacをMac OS X 10.6 Snow Leopardにアップグレードして丸1日。アップグレードしたことを忘れるくらいLeopardとの差を実感できませんが、細かいところで「あれ、ちょっと違う」と気付くことがいくつかあります。

まず1つ目。Finderでファイル名やフォルダ名を編集する時に、編集中のファイル名をダブルクリックすると、通常は単語を選択することが出来るのですが、漢字と平仮名の場合は何故かそれが出来ません。英単語や片仮名なら問題ないのですが、漢字と平仮名の場合は1文字だけが選択されます。

例えば「名称未設定フォルダ」というフォルダ名の「フ」をダブルクリックすると「フォルダ」が選択されるのですが、「名」をダブルクリックすると「名」が選択されます。

しかし、Finderの「情報を見る」で表示される「Spotlight コメント」欄では、ちゃんと「名称未設定」が選択されます。ちなみに「情報を見る」の「名前と拡張子」欄でも、漢字と平仮名は1文字しか選択できません。なので同じウインドウ内でも、テキストのダブルクリック時の挙動が異なります。

2つ目。AppleScriptを組んで、複数のファイルのコメントを一括で記入することがあるのですが、この動作がLeopardの時より遅くなっています。Leopardの場合は、リスト表示のコメント欄を表示した状態でスクリプトを実行すると、「バババ……」っとコメントが記入されていくのですが、Snow Leopardの場合は、スクリプトを実行してから記入が始まるまでに少し間があり、個々のファイルにコメントが記入されていく様子を目で追える程の速度で動作します。

これはAppleScript側の問題なのか、それともFinder側の問題か分かりませんが、ほかのAppleScriptでは特に速度が気になることも無いので、Finder側の問題のような気がします。

3つ目。Main.appを最初に起動した時に驚いたのが、受信トレイに「メモ」が表示されていたことです。これは環境設定「アカウント」パネル内の「メールボックスの特性」から、「"受信"トレイにメモを表示」のチェックボックスをオフにすることで消すことが出来ました。

4つ目。デジカメの画像を取り込むのに使っている「イメージキャプチャ」の動作が変更されています。

Leopardのイメージキャプチャでは、カメラごとに取り込みの設定を細かく出来たのですが、Snow Leopardのイメージキャプチャでは設定できる項目がほとんどありません。

Leopardでは、IXY DIGITALを接続するとイメージキャプチャが起動し、自動的に画像をMacに転送して、それが完了するとイメージキャプチャが終了するようにしていたのですが、Snow Leopardではそれができません。これまでの方法なら、デジカメとMacをケーブルで繋いでデジカメの電源を入れるだけで、Mac側の操作は一切せずに転送が完了して便利だったのですが、Snow LeopardではMac側での操作が必要になりました。

しかしLeopardでは、デジカメが接続された時に起動されるアプリケーションは1つしか選べませんでしたが、Snow Leopardではカメラごとに異なるアプリケーションを指定できるようになりました。これで、iPod touchを接続してもイメージキャプチャが起動しないようにできます。

とりあえず、今のところで気になることは、これくらいです。新しいFinderが、いまひとつシックリきません。早く10.6.1出ないかな。

逆に、Snow Leopardにして良かったと感じるのは、メニューバーに日付が表示できるようになったことと、QuickTime Proにしなくてもムービーの保存ができるようになったことくらいですかねぇ、今んとこ。QuickTime Pro(3,400円)より安い値段でアップグレードできたので、これだけでも元は取れました。

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