2009年8月28日

Mac OS X 10.6 Snow Leopard 1日目

本日発売のMac OS X 10.6 Snow Leopardを、早速iMac(24インチ 2.66GHz)にインストールしました。

インストール


いつもなら新規インストールするのですが、iMacを購入してから半年も経ってないのと、新規インストールするにはHDDをフォーマットしないといけないようなので、今回は上書きインストールにしました。オプションで、RosettaQuickTime 7をカスタムインストールしました。RosettaはPowerPCにしか対応していないソフトをIntel Macで実行するため、QuickTime 7は古い形式のムービーを扱うために必要になります。

インストールにかかった時間は約40分。あっさりと完了しました。

アップグレード前は「488.8 GB(524,820,119,552 バイト)」だった空き領域が、アップグレード後は「534.69 GB(534,691,631,104 バイト)」になりました。何と約46GBも空き領域が増えています。しかしバイトで数えると、実際には「9,871,511,552バイト」しか空き領域は増えていません。

どうやらSnow Leopardでは容量の単位の数え方(KB→MB→GB)が、2の10乗(1,024)倍ごとから10の3乗(1,000)倍ごとになっているようです。HDDやメモリーカードなどストレージの容量は、10の3乗倍ごとに数える(1GB=10億バイト)のが一般的なので、それに合わせたのでしょう。

しかし、どちらの数え方にしても、9GB以上のドライブ領域が削減されました。これは謳い文句(7GB)以上です。

速度


「スピードアップ」がSnow Leopardの大きな謳い文句のひとつですが、正直ほとんど分かりません。元々、最新のマシンで速度に不満もなかったので、まぁこんなもんですかね。

ソフトの互換性

今回のアップグレードで一番気になっていたのが、従来のソフトの互換性です。見た目はLeopardとほとんど変わりませんが、中身がサッパリと入れ替わるので、今までのアップグレードよりも特に気になります。

で、普段使うソフトを確認してみた結果が、次のとおりです。

動作するソフト


動作しないソフト


個人的に、一番ヤバそうに思っていた「EPSON Scan」は、とりあえず問題なさそうです。逆に意外だったのが「Cyberduck」(FTPクライアント)です。しかし、バージョン3.3ではSnow Leopardに対応するよう(現在ベータ版)なので、正式版のリリースを待ちたいと思います。

というわけで、個人的には、互換性はほとんど問題ありませんでした。

困った点


一方、少し困ったこともあります。

まず、どういう訳か、Finderがファイルのクリエータ・タイプを認識していない様子です。クリエータ・タイプが指定してあるファイルでも、すべてデフォルトの書類アイコンで表示され、ダブルクリックで開いてもデフォルトアプリケーションが立ち上がってしまいます。ただし、Finderの「情報を見る」から「このアプリケーションで開く」でアプリケーションを指定すると、きちんとそのアプリケーションの書類アイコンに変更されます。

AppleScriptでファイルのプロパティを確認すると、クリエータ・タイプ(とファイル・タイプ)はちゃんと指定されてあるのですが……。仕様なのか不具合なのか分かりませんが、これは結構不便です。

それからもうひとつ困ったことは、一部のファイルの「Spotlight コメント」が消えてしまったことです。たしかアップグレード直後は問題なかったと思うのですが、気付いたら(再起動後?)あるひとつのフォルダ内の全ファイルのコメントが消えてしまいました。こちらはAppleScriptで確認しても残っていませんでした。

ファイルシステムなのかFinderなのか分かりませんが、何かちょっとおかしいです。Mac OS Xって「デスクトップの再構築」できないのかな。

以上、とりあえずのファースト・インプレッションです。

ちょっと気になる点もありますが、良くも悪くもあまり変わったという実感はありません。Snow Leopardは、Leopardでやり残したことを補完した、「Leopardの完成形」といった印象です。

さて、Snow Leopardの次は、来月9日(999の日?)に開かれるというアップルのスペシャルイベントでのiPodに注目です。

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