ノキアの残骸……もとい、ノキアの超高級携帯ブランドのVERTU(ヴァーチュ)が、いよいよ通信サービス「VERTU Club」を開始します。
気にしても仕方のない利用料ですが、月次メンバーシップで月額52,500円(税込)、年次メンバーシップで年額577,500円(税込)です。サービス内容は、毎月18,900円分の無料通話とパケット定額料込み、通話料は「7.875円(税込)/30秒」でドコモのタイプLLと同額です。
これと同等のプランをドコモの中から選ぶとすると、次のようになります。
タイプLL バリュー: 13,650円
iモード: 315円
パケ・ホーダイ ダブル: 4,410円
通話料: 7,350円
合計: 25,725円
つまり、VERTU Clubとしての付加価値は、月次メンバーシップで月額26,775円(52,500円−25,725円)ということになります。年次メンバーシップなら月額22,400円(577,500円÷12ヶ月−25,725円)です。
毎月25,000円くらい携帯代を払っていれば、それに二万数千円プラスするだけで、コンシェルジュサービスやステータスが得られると考えると、そう高くはないように感じます。
まぁ、ぼくには全く関係ない話ですけどね。
ただ、以前からちょっと気になっていたのは、VERTU Clubのメールサービスです。加入者には「@vertuclub.ne.jp」ドメインのメールアドレスが付与されるとのことですが、このメールサービスはMMSなのか、それともPCメールなのかハッキリしません。Q&Aの最後にある「Q : 携帯E-mailアドレスに設定できる文字制限はありますか?」を読む限りでは、MMSっぽいのですが。
端末の仕様ではMMSにしているようなのですが、「ネットワークやサービスによってはご利用いただけない機能もございます」という但し書きがあります。
このVERTU Clubサービスは、ドコモのネットワークを借りたMVNOによるものなので、果たしてドコモ網でMMSが使えるのかが気になるところです。
ちなみに、VERTU Clubメールは絵文字も使えるようで、他社携帯メールとの変換表を見る限りでは、どうやらソフトバンクの絵文字を元にしているようです(VERTUで「ウ○チ」絵文字って)。
となると「もしかして、ドコモ網じゃなくてソフトバンク網?」とも思ったのですが、留守番電話サービスの遠隔操作方法に書かれている「090-310-XXXX」という電話番号がドコモのものと同じなので、やっぱりドコモ網なのでしょうか。
もし、ドコモのローミングインサービスやイー・モバイルのドコモローミングサービスで、海外キャリアのMMSやEMnetメールが使えるなら、既にドコモ網でもMMSが使えるということになりますが、それならドコモのスマートフォンユーザー向けにもMMSサービスを始めてくれないかな。
ところで、VERTU Clubのサイトに、「迷惑メールを受け取ってしまったら」というページがあるのですが、迷惑メールを送るためにVERTUを購入する強者は果たして現れるのでしょうか。個人的には、VERTU ClubのSIMカードをSIMフリー機で使うような強者(人柱)を期待します。
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