まず、端末別のアイコンサイズは次のとおりです。
デバイス | サイズ |
---|---|
iPhone 3G | 57×57ピクセル |
iPhone 4 | 114×114ピクセル |
iPad | 72×72ピクセル |
アイコン(PNG)を指定するには、linkタグで指定する方法と、特定のファイル名で保存する方法の2種類があります。
アイコン画像をlinkタグで指定する
全てのデバイス共通のアイコンを指定するには、次のコードをHTMLのheadタグ内に記入します。
<link rel="apple-touch-icon" href="apple-touch-icon.png" />
さらに、デバイス別にアイコンを変更するには、「sizes」属性でサイズを指定します。iPhone 4(Retinaディスプレイ)の記入例は次のとおりです。
<link rel="apple-touch-icon" sizes="114x114" href="apple-touch-icon-114x114.png" />
このようにして3種類のサイズのアイコンを指定すると、次のようなコードになります。
<link rel="apple-touch-icon" href="apple-touch-icon.png" />
<link rel="apple-touch-icon" sizes="57x57" href="apple-touch-icon-57x57.png" />
<link rel="apple-touch-icon" sizes="72x72" href="apple-touch-icon-72x72.png" />
<link rel="apple-touch-icon" sizes="114x114" href="apple-touch-icon-114x114.png" />
ちなみに、「rel」属性の値が「apple-touch-icon」の場合は「光沢処理あり」、「apple-touch-icon-precomposed」の場合は「光沢処理なし」です。
属性 | 値 |
---|---|
rel | apple-touch-icon, apple-touch-icon-precomposed |
href | アイコン画像のURL |
sizes | 57x57, 72x72, 114x114 |
アイコン画像を特定のファイル名で保存する
全てのデバイス共通のアイコンを指定するには、アイコン画像を「apple-touch-icon.png」というファイル名で、Webサーバーのルートディレクトリに保存(絶対パス「/apple-touch-icon.png」)します。
デバイス別のアイコンは、「apple-touch-icon」の後ろにサイズを記したファイル名にします。
iPhone 3G | apple-touch-icon-57x57.png |
---|---|
iPad | apple-touch-icon-72x72.png |
iPhone 4 | apple-touch-icon-114x114.png |
ファイル名の最後(拡張子の前)に「-precomposed」を付ける(例「apple-touch-icon-57x57-precomposed.png」)と、光沢処理がされません。
ホーム画面にブックマークを追加しようとすると、Safariは次のような順序でアイコンファイルを探し出します。
- GET /apple-touch-icon-57x57-precomposed.png
- GET /apple-touch-icon-57x57.png
- GET /apple-touch-icon-precomposed.png
- GET /apple-touch-icon.png
このような方法で、デバイス別のアイコンを指定できますが、画像サイズが異なっていても自動的にリサイズされます。なので、リサイズすると画像が乱れる場合や、デバイス別に異なる絵柄のアイコンを指定する場合などを除いては、大きめのサイズの共通アイコンを1つだけ用意しておけば十分だと思います。
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