レンズのF値と焦点距離、35mm判(フルサイズ)換算焦点距離の数値は、撮影した写真のExif情報から取得し、その情報を元に画角とセンサーサイズを推測しました。センサーサイズは、「1型=18mm」で計算しています。
iPhone 11 Proのトリプルカメラとインカメラの各数値を、iPhone XSと比較すると下の表のようになります。
iPhone 11 Pro | iPhone XS | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
超広角 | 広角 | 望遠 | イン | 広角 | 望遠 | イン | |
F値 | F2.4 | F1.8 | F2 | F2.2 | F1.8 | F2.4 | F2.2 |
焦点距離 | 1.54mm | 4.25mm | 6mm | 2.71mm | 4.25mm | 6mm | 2.87mm |
35mm判換算 | 14mm | 26mm | 52mm | 23mm | 26mm | 52mm | 32mm |
画角 | 約114度 | 約80度 | 約45度 | 約86度 | 約80度 | 約45度 | 約68度 |
センサーサイズ | 1/3.8型 | 1/2.5型 | 1/3.6型 | 1/3.5型 | 1/2.5型 | 1/3.6型 | 1/4.6型 |
インもアウトもより広角に
iPhone 11シリーズの特徴として、アウトカメラに超広角カメラが追加されたことが挙げられます。
この超広角カメラについて、アップルの公式サイトでは「焦点距離13mm、120度の視野角」と公表されていますが、実際にiPhone 11 Proで撮影した写真のExif情報を確認すると、35mm判換算焦点距離は「14mm」となっていました。これを元に画角を計算すると「約114度」となります。
広角カメラは、全画素でFocus Pixels(像面位相差AF)に対応した新しいセンサーに変更されましたが、センサーサイズに変更はないようです。
また、イン(TrueDepth)カメラは、iPhone XSのものよりも広角になっています。レンズの焦点距離は若干短くなった程度ですが、センサーサイズが約1.3倍大きくなった影響が大きいです。ちなみに、インカメラは30mm相当にデジタルズームが可能です。
ほかにも望遠カメラは、レンズのF値F2.4からF2へ少し明るくなっています。
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