2019年9月17日

ドコモ、解約金1,000円の新プラン発表 しかし更新月の乗り換えコストは増加

ドコモが、来月1日から提供される新プランを発表しました。

新プランと言っても、内容は6月から提供されている「ギガホ」「ギガライト」と基本的には変更はなく、2年契約の解約料が9,500円(税抜)から1,000円(税抜)へと大幅に下がったのが特徴です。また合わせて、2年契約の割引額(キッズケータイプラン以外の場合)も、月額1,500円(税抜)から月額170円(税抜)へと大幅に下がり、割引前(2年契約なし)の料金も同額の値下げとなります。

つまり、2年契約の割引後の料金は変わらず、解約金が下がります。

また今回新たに、毎月の利用料をdカードで支払うことにより、解約金なしのプランが2年契約と同じ料金に割り引かれる「dカードお支払割」が開始されます。

MNP手数料が3,000円に値上げ


ただし、これらの10月以降のプランに変更すると、従来2,000円(税抜)だったMNP手数料が3,000円(税抜)へ変更されます。auとソフトバンクのMNP手数料も、かなり前に値上げされており、ドコモもそれに合わせる形です。

そこで、2年契約の解約金が1,000円のプランと9,500円のプランで、乗り換え時にかかるコストを計算してみました。

MNP手数料と解約金の合計(税抜)
解約金1,000円解約金9,500円
更新月(3ヶ月間) 3,000円2,000円
更新月以外 4,000円11,500円

更新月以外の乗り換えコストは約1/3へ下がりますが、更新月のそれは1.5倍へ上がります。さらに乗り換え先のキャリアの契約事務手数料(通常税抜3,000円)が必要となり、合計6,000円以上かかります。

変更しても解約金はすぐには安くならない


追記:解約金が9,500円のプランで2年契約をしている場合、更新月(3ヶ月間)以外に新プランへ変更しても、次の更新月までに解約すると、9,500円の解約金がかかります。

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