2016年3月16日

ソフトバンク、従来より月額300円高い2年契約を6月開始

ソフトバンクが、3年目以降の契約解除料がかからない、新しい2年契約を6月から提供開始し、それと併せて従来の2年契約の更新期間を2ヶ月間に拡大すると発表しました。

新しい2年契約を選んだ場合の月額基本料は、通話定額プランの「通話し放題プラン」が3,000円(税抜)、「通話し放題プラン(ケータイ)」が2,500円(税抜)、1回5分間までの通話料が無料の「通話し放題ライトプラン」が2,000円(税抜)と、それぞれ従来の2年契約よりも300円(税抜)高くなっています。

新しい2年契約については、2年以内に解約すると契約解除料(税抜9,500円)がかかる点と、25カ月目と26カ月目には契約解除料がかからない点は、従来の2年契約と同じです。ということは、26カ月目までは、従来の2年契約よりも月々300円高いだけのプランだということです。

一方、31カ月目以降は、契約解除料よりも基本料の差額(総額)の方が高くなるので、それ以降に解約する場合は、従来の2年契約の方が安くなります。

というわけで、新しい2年契約が有利になるケースは、27〜30カ月目に解約した場合のみです。

まぁ、誰が選ぶのか分からないような割引プランですが、1月に発表された1GBプラン同様、総務省からの働きかけにより、仕方なく作らされたプランだと思うので、ソフトバンクを責めるのも少し酷な気がします。

他社も追随して同様の割引プランを導入すると思いますが、こんな微妙すぎるプランを作るより、自動更新しない選択肢を従来の2年契約に追加する方が、利用者にとって分かりやすいと思います。

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