2008年10月21日

auもiPhoneからのメールの取り扱い変更

ドコモが11月20日から、iPhoneメール(Eメール(i))をソフトバンク携帯と同様に扱うようになるのは、このブログでも取り上げましたが、auもドコモと同様の変更を行うと発表しました。

ところで、先のドコモの対応に関してブログなどの反応では、ドコモの対応を歓迎するiPhoneユーザーの声がほとんどで、携帯利用者の大多数である「非iPhoneユーザー」の声が見受けられません。

現状のiPhoneメールの仕組みからして、これを携帯メールとして受け入れるとなると、スパマーたちがiPhoneに飛びつくのは、火を見るよりも明らかです。

もし@i.softbank.jpからの迷惑メールが、続々と日本中の携帯電話に届くようになれば、ソフトバンクからのメールを拒否する人が出てくるでしょう。そうなると、迷惑メールを受け取った人だけでなく、ソフトバンクも困るはずです。

もちろんソフトバンクとしても、それを望んではいないでしょうから、例えばソフトバンクのiPhone 3Gネットワーク以外からのSMTPサーバーへのアクセスを拒否するなど、何らかの対策が必要になってくるのではないでしょうか。

ドコモやauも、ソフトバンクの「要望」だけでは簡単には受け入れないはずですが、イチ「非iPhoneユーザー」としては、ソフトバンクの対応を見ない限りは、少し心配です。

っていうか、携帯間のテキストメッセージにEメールを使うから、こんなことになるんですよね。

日本以外のiPhone発売国では、携帯間のメールはEメールではなく、電話番号で送受信するSMS/MMSを使うのが一般的なようです(TwitterもSMSの文字数に合わせて140文字までです)。iPhone 3Gには優れたSMS機能が付いているので、そのような国では、こんな問題は起きないでしょう。

また、MNPの障壁として、メールアドレスを引き継げないことが挙げられますが、電話番号で送受信可能なSMSが普及していれば、MNPも利用しやすくなるはずです。現在でも同一キャリア間では、電話番号でテキストメッセージを送受信できるサービスがありますが、国内の他キャリア間では送受信できません。

しかし、3.9GではauもLTEを採用するようなので、それを機に、他キャリア間でも電話番号で送受信可能なメッセージサービスの導入を期待しています。

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