RX100M2 | RX100 | |
---|---|---|
撮像センサー | Exmor R | Exmor |
有効画素数 | 約2020万画素 | 約2020万画素 |
焦点距離 | 10.4-37.1mm | 10.4-37.1mm |
開放F値 | F1.8-4.9 | F1.8-4.9 |
最短撮影距離 | W: 約5cm T: 約55cm | W: 約5cm T: 約55cm |
シャッター速度 | B, 30-1/2000秒 | B, 30-1/2000秒 |
ISO感度 | 160-12800(拡張100/125) | 125-6400(拡張80/100) |
可動式モニター | ○ | — |
アクセサリーシュー | ○ | — |
Wi-Fi | ○ | — |
NFC | ○ | — |
撮影可能枚数 | 約350枚 | 約330枚 |
サイズ | 101.6×58.1×38.3mm | 101.6×58.1×35.9mm |
質量 | 約281g | 約240g |
RX100から変更されたもの
センサー
撮像センサーの変更に伴い、ISO感度が下限、上限ともにアップしています。
撮像センサーが裏面照射型CMOSになることで、高感度時のノイズが軽減され、暗所での画質向上が期待されます。
一方で、最低感度もRX100の「ISO125」から「ISO160」へ1/3EVアップしているので、明るいところでは逆に不利になることもあります。といっても、その差は僅かですし、気にすることは無いでしょう。
ただ、最低感度が、オリンパスPENシリーズの「ISO200」よりは低いものの、一般的な「ISO100」よりは高めで、さらに最高シャッター速度がRX100と同様に、1/2000秒と比較的低速なので、明るいところでは絞り開放(F1.8)で撮影するのは難しいかも知れません。
バッテリー消費
電池はどちらも同じ「NP-BX1」なのですが、撮影可能枚数がRX100の「約330枚」から「約350枚」へ増えています。省電力化が進んだのでしょうか。
サイズ
横幅と高さはRX100と同じですが、厚さが2mmあまり増えています。また、重量は40gあまり重くなっています。
RX100に無くて、RX100M2で新たに対応したもの
- アクセサリーシュー
- ティルト液晶モニター
- Wi-Fi
- NFC
- ステップズーム
アクセサリーシュー(マルチインターフェースシュー)が新たに備わることで、外付けフラッシュやEVF(電子ビューファインダー)を取り付けることができるようになりました。ただ、それらを装着すると、RX100M2のコンパクトさが損なわれてしまうので、個人的には必要ないかと思います。
Wi-Fiは、ローエンドモデルにも搭載機種が増えてきて、今やデジカメの標準機能ですね。RX100M2では、ただ単に画像を転送するだけでなく、専用アプリをインストールしたスマホをモニター代わりにして、リモート撮影もできるようです。
ステップズームは、ぼくがコンデジを選ぶ上で必須条件の機能です。コンデジというかパワーズーム搭載カメラを使うとき、もっともストレスに感じるのがズーム操作で、思ったところでズームを止められずにイライラします。
35mm判のカメラに慣れていると、ズームする前に「これなら何mmくらい」という具合に、使いたい画角(焦点距離)が思い浮かぶので、その数字に合わせて素早くズームできる「ステップズーム」があると、操作性が大幅に向上します。
RX100から変わらないもの
最短撮影距離(レンズの先端から=ワーキングディスタンス)は、ワイド端では約5cmとそれなりに寄れるのですが、テレ端では約55cmまでしか寄れません。また、開放F値もテレ端で「F4.9」と、決して明るくないので、花のマクロ撮影などには向かないでしょう。
価格
で、一番引っかかってるのが価格です。ヨドバシ.comでは、RX100が「54,600円」でRX100M2が「74,100円」と、約2万円の差があります。基本スペックとしては、センサーが裏面照射型CMOSに変わったくらいで、画質が格段に上がるというほどでもないので、Wi-Fiやステップズームなどの新機能が必要なければ、コストパフォーマンスでRX100を選んでもいいでしょう。
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