2013年8月30日

RX100M2とRX100の比較

今、一番気になっているデジカメのソニー「RX100M2」と、その前機種の「RX100」のスペックを比較してみました。

RX100M2RX100
撮像センサーExmor RExmor
有効画素数約2020万画素約2020万画素
焦点距離10.4-37.1mm10.4-37.1mm
開放F値F1.8-4.9F1.8-4.9
最短撮影距離W: 約5cm T: 約55cmW: 約5cm T: 約55cm
シャッター速度B, 30-1/2000秒B, 30-1/2000秒
ISO感度160-12800(拡張100/125)125-6400(拡張80/100)
可動式モニター
アクセサリーシュー
Wi-Fi
NFC
撮影可能枚数約350枚約330枚
サイズ101.6×58.1×38.3mm101.6×58.1×35.9mm
質量約281g約240g

RX100から変更されたもの


センサー

撮像センサーの変更に伴い、ISO感度が下限、上限ともにアップしています。

撮像センサーが裏面照射型CMOSになることで、高感度時のノイズが軽減され、暗所での画質向上が期待されます。

一方で、最低感度もRX100の「ISO125」から「ISO160」へ1/3EVアップしているので、明るいところでは逆に不利になることもあります。といっても、その差は僅かですし、気にすることは無いでしょう。

ただ、最低感度が、オリンパスPENシリーズの「ISO200」よりは低いものの、一般的な「ISO100」よりは高めで、さらに最高シャッター速度がRX100と同様に、1/2000秒と比較的低速なので、明るいところでは絞り開放(F1.8)で撮影するのは難しいかも知れません。

バッテリー消費

電池はどちらも同じ「NP-BX1」なのですが、撮影可能枚数がRX100の「約330枚」から「約350枚」へ増えています。省電力化が進んだのでしょうか。

サイズ

横幅と高さはRX100と同じですが、厚さが2mmあまり増えています。また、重量は40gあまり重くなっています。

RX100に無くて、RX100M2で新たに対応したもの


  • アクセサリーシュー
  • ティルト液晶モニター
  • Wi-Fi
  • NFC
  • ステップズーム

アクセサリーシュー(マルチインターフェースシュー)が新たに備わることで、外付けフラッシュやEVF(電子ビューファインダー)を取り付けることができるようになりました。ただ、それらを装着すると、RX100M2のコンパクトさが損なわれてしまうので、個人的には必要ないかと思います。

Wi-Fiは、ローエンドモデルにも搭載機種が増えてきて、今やデジカメの標準機能ですね。RX100M2では、ただ単に画像を転送するだけでなく、専用アプリをインストールしたスマホをモニター代わりにして、リモート撮影もできるようです。

ステップズームは、ぼくがコンデジを選ぶ上で必須条件の機能です。コンデジというかパワーズーム搭載カメラを使うとき、もっともストレスに感じるのがズーム操作で、思ったところでズームを止められずにイライラします。

35mm判のカメラに慣れていると、ズームする前に「これなら何mmくらい」という具合に、使いたい画角(焦点距離)が思い浮かぶので、その数字に合わせて素早くズームできる「ステップズーム」があると、操作性が大幅に向上します。

RX100から変わらないもの


最短撮影距離(レンズの先端から=ワーキングディスタンス)は、ワイド端では約5cmとそれなりに寄れるのですが、テレ端では約55cmまでしか寄れません。また、開放F値もテレ端で「F4.9」と、決して明るくないので、花のマクロ撮影などには向かないでしょう。

価格


で、一番引っかかってるのが価格です。ヨドバシ.comでは、RX100が「54,600円」でRX100M2が「74,100円」と、約2万円の差があります。基本スペックとしては、センサーが裏面照射型CMOSに変わったくらいで、画質が格段に上がるというほどでもないので、Wi-Fiやステップズームなどの新機能が必要なければ、コストパフォーマンスでRX100を選んでもいいでしょう。



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