利用するには、まず設定が必要です。駅構内に設置されているアクセスポイントなど一部を除き、大半のアクセスポイントが「WPA2/AES」と「IEEE802.1X認証」に対応しているので、セキュリティ面から、このどちらかを使いたいと思います。
設定
まずは「WPA2/AES」から。これは簡単です。eo Wi-Fiエリア内でiPhoneの「設定」を開き、「Wi-Fiネットワーク」に表示されるSSIDリストの中から「eo_WPA2/AES」を選択し、あとは共通の暗号化キーを入力するだけです。
つぎに「IEEE802.1X認証」ですが、この設定はちょっと面倒です。先程と同じく「Wi-Fiネットワーク」のSSIDリストを表示し、その中から「eo_802.1X」を選択します。そして、ここでは暗号化キーではなく「eoID」と「パスワード」を入力します。
ただ、iPhone(iPod touch)で設定する場合は注意が必要で、IDとパスワードをiPhoneに保存したメールやメモからコピ&ペーストで入力することができません。例えば、IDを入力後、パスワードをコピーするために一旦「設定」を終了すると、再度「設定」を開くと先程入力した内容はリセットされ、最初から設定しなおさなければなりません。ですので、この場合は、iPhone以外のものにメモを取る必要があります(IDとパスワードを繋げてコピーする手もありますが)。
そして、何とかIDとパスワードを入力すると「証明書」が表示されます。そして、「詳細」から証明書の内容を確認して「了解」ボタンを押すと設定完了のはずなのですが、どういう訳か「了解」が消えるだけで、設定が完了しません。仕方ないのでホーム画面に戻って、一から設定のし直しです。すると、今度はIDとパスワードを入力するだけで設定が完了しました。
とりあえず、設定はこれで完了です。
接続
あとは接続するだけなのですが、接続時にもユーザー認証が必要となります。Safariでウェブページを表示しようとすると、ログインページが表示されるので、IDとパスワードを入力しログインすると接続できるようになります。IEEE802.1X認証で接続する時も、設定時にIDとパスワードを入力しているにも関わらず、再度ユーザー認証が必要になります。正直、IEEE802.1X認証のメリットが分かりません。
ちなみに「iTunes」など、Safari以外のアプリを使う場合は、App Storeから「eoモバイル Wi-Fiスポット接続ツール」をダウンロードして使う方法もあります。このアプリは、単にユーザー認証を行うだけのもので、簡単に設定できるような機能はありません。
速度
接続後、実際に使ってみたのは、接続を確認するためだけだったので、ほとんど使っていないのですが、自宅の無線LAN(ADSL)の速度と比べて、特に差は感じませんでした。
エリア
コンビニ、郵便局、ガソリンスタンドはカバー率が高いです。大手スーパーは一応カバーしていますが、店外にアクセスポイントが設置してあるので、大型店の店内では全く使えません。あと、地元の小さなスーパーや、コンビニのローソンストア100については、カバーされていませんでした。
料金
eoモバイル Wi-Fiスポット単独で契約すると月額1,575円と結構割高ですが、eoモバイル3G(7.2M)とのセットなら月額1,000円で済みます。イニシャルコストとして契約事務手数料(3,150円)と端末代金(キャンペーン価格4,980円)が掛かりますが、およそ1年以上使えばWi-Fiスポット単独で契約するよりも安くなります。
一方、eo光ネット契約者なら月額315円なので、かなりお得だと思います。しかし、その場合でも契約事務手数料(1,050円)が掛かるので、試しに契約するには躊躇するかも知れません。本格的に普及させていくには、お試しキャンペーンを今後も実施していく必要があるでしょう。
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