ソフトバンクやauと同様、データパックに月額6,000(税抜)円で20GBまでの「ウルトラデータLパック」と、月額8,000(税抜)円で30GBまでの「ウルトラデータLLパック」を9月14日から追加します。
ただ、先行2社が家族シェア向けプランを縮小したのに対して、ドコモはシェアパックにも月額16,000円(税抜)で50GBまでの「ウルトラシェアパック50」と、月額25,000円(税抜)で100GBまでの「ウルトラシェアパック50」を9月23日から追加します。
テザリングの利用には、月額1,000円(税抜)の利用料が必要になりますが、2018年3月末まではキャンペーンにより無料で利用できます。
また、新プラン追加に伴い、これまで提供されてきた「データLパック(大容量)」「シェアパック20(大容量)」「シェアパック30(大容量)」は、9月22日をもって新規受付が終了されます。
標準プラン以下は据え置き
プラン名の末尾に「(大容量)」が付く従来プランが終了となり、新たに「ウルトラ」で始まるプランが追加され、実質的に料金はほぼ据え置きで、利用可能データ容量が2倍以上になります。
しかし「(標準)」以下のプランは、何も変わらずそのまま据え置きです。
今回追加される「ウルトラデータLパック」は月額6,000円で20GBですが、それよりも高い「シェアパック5(小容量)」は月額6,500円(税抜)で5GBですし、「シェアパック15(標準)」でも月額12,500円(税抜)で15GBしか使えず、従来のシェアパックに加入するのがバカバカしくなってくる料金設定です。
ウルトラシェアパックよりウルトラデータパックがお得?
先日書いたとおり、シェアグループ内の1人だけが大量にデータを消費するために、大容量のシェアパックに加入している場合は、シェアパックの容量を減らして、ヘビーユーザーだけウルトラデータパックに加入する方が安くなります。
ほかにも、2人で「ウルトラシェアパック50」をシェアする場合、シェアオプション料も含めると月額16,500(税抜)円です。対して、それぞれ「ウルトラデータLLパック」に加入した場合は、合計月額16,000円(税抜)で、データ容量も合計60GBになります。
シェアグループ内のヘビーユーザー数が2人までなら、「ウルトラデータパック」に変更するとお得になるケースが多そうです。「ウルトラシェアパック」が向いているのは、大家族や1人でも30GBでは不足するケースくらいではないでしょうか。
ただ、実際は「ずっとドコモ割」や「ドコモ光パック」を適用すると、ウルトラシェアパックの方が安くなるケースもあるので、契約内容ごとに計算が必要になってきます。
20GBプランなら乗り換えがお得?
ヘビーユーザにとってはお得な「ウルトラデータパック」ですが、料金は他社と横並びな上に、シェアパックを組まなければドコモ契約のメリットは限定的です。
各社が発表したiPhone 7(16GB)の実質価格は、ドコモの機種変更で26,568(税込)円、他社の新規・MNPで10,800(税込)円となっていて、他社に乗り換える方が15,786円(税込)安くなります(同じ端末を2年間使い続けた場合)。
MNPすると、手数料が機種変更(ドコモオンラインショップ以外)より3,000円(税込3,240円)余分にかかりますが、それを差し引いても1万円以上の差があります。
2年契約の解約金(税込10,260円)を払ってまで乗り換えるかは微妙なところですが、ちょうど2年契約の更新月を迎えるタイミングなら、乗り換えを検討してみてもいいかもしれません。
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