購入したのはハスキーの「3Dヘッド#1504」です。
いままで使っていたのは、マンフロットの3Dジュニア雲台#056で、190Bにはピッタリの組み合わせだったのですが、パン棒が無くノブ式なのが使いづらくて不満でした。
それを踏まえた上で、今回の雲台選びの条件は次の3つです。
- 3D雲台
- 三脚取り付け穴は太ネジ
- 非クイックシュー
ということで、ほぼ無条件にハスキー3Dヘッドに決まりです。スリックやベルボンなど、ほかの国内メーカーにも、より手頃な製品はあるのですが、その差は僅かです。それならば、ということで、使いやすさで定評のあるハスキーにしました。
まぁ、大人気のハスキー雲台なので、あえてレビューするまでもないのですが、簡潔に言うと「スムーズに動いてピッタリ止まる」。
動きがぎこちないと、思うようにアングルが決められず、その上、ロックの際にズレてしまうと、非常にストレスが溜まります。このような経験をお持ちの方には、ハスキー雲台がおすすめです。
それから、細かい点では、三脚一体型の雲台には長短のパン棒が1本ずつ付いていますが、単体の雲台のパン棒は両方短いものです。個人的には、短い方が使いやすいです。
一方、難点を挙げるとすると、1.3kgという重さでしょうか。合わせて使っている三脚のGT2931が1.64kgしかないので、「頭でっかち」な感じでバランスがよくないです。この雲台に合わせるには軽くても2kg以上、できれば雲台の2倍くらいの重量の三脚が良さそうです。
実は国産?
ところで、「ハスキー」は、米クイックセット社のブランドということで知られているのですが、国内ではトヨ商事が昭和42年に商標登録(第741571号)しています。
さらに雲台前面には、京都にあるトヨ商事の電話番号「(075)222-1323」と、「MADE IN JAPAN」の文字が。JANコード(4539072150406)を検索してみると、こちらもトヨ商事。
サイドのドラムネームプレートのロゴも昔のものとは違っていて、「QUICK-SET」の文字はどこにもありません。
ヨドバシでもらってきたカタログ(紙切れ1枚)には、「トヨ商事株式会社」という社名と合わせて「ハスキーJ・クイックサービス社」と書かれてあり、ロゴの下には「Born in the U.S.A. Made in Japan」と書かれてあります。
別会社かも知れませんが、Quicksetのサイトを見てみても、三脚の情報はあっても、「HUSKY」の文字は見つかりません。
また、おそらく世界最大の写真共有サイト「Flickr」で、「husky tripod」と検索してみてもハスキーの三脚は見つかりません。ジッツオとマンフロットなら山ほど見つかるんですけど。
日本国内では絶大な人気を誇るハスキーですが、どうやら海外での知名度は低そうです。
これはもう、ハスキーは国産と言っても差し支えないかも知れません。
というわけで、三脚はイタリア製のジッツオに雲台は日本製のハスキーという、訳の分からない組み合わせになりました。何だか、ものすごく「諸行無常」を感じました。
それにしても、ジッツオの三脚とハスキーの雲台を約5万円で揃えられたので満足です。レンズで5万円程度なら、安い単焦点か暗いズームレンズしか買えませんからね。
ハスキー3Dヘッド
評価: - 投稿: Jun
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