2014年9月21日

iPhone 6 Plusの焦点距離と画角

iPhone 6と6 Plusのカメラの画角を調べてみました。

iPhone 6と6 Plusで撮影した写真のEXIFデータを調べたところ、35mm判換算焦点距離はアウトカメラ(iSight)が「29mm相当」、インカメラ(FaceTime)が「31mm相当」で、いずれもiPhone 5sと同じです。これを元に画角を計算すると、アウトカメラが「約73度」でインカメラが「約70度」になります。アウトカメラの方が若干広角で、広い範囲を写すことができます。

同様にレンズの焦点距離を調べると、両機種ともアウトカメラはiPhone 5sと同じ「4.15mm」ですが、インカメラはiPhone 5sの「2.15mm」から「2.65mm」へ変更されています。インカメラの焦点距離が長くなっても画角が変わっていないということは、それだけセンサーサイズが大きくなっていると考えられます。

ちなみに、iPhone 6 / 6 Plusのセンサーサイズ(対角)を計算してみると、アウトカメラは「約6.2mm(約1/2.9型)」、インカメラは「約3.7mm(約1/5型)」です。

iPhoneのレンズ情報
iPhone 6 / 6 PlusiPhone 5s
アウトインアウトイン
焦点距離4.15mm2.65mm4.15mm2.15mm
開放F値F2.2F2.2F2.2F2.4
35mm判換算29mm31mm29mm31mm
画角73度70度73度70度

撮影範囲の目安


被写体距離(レンズから被写体までの距離)に下表の倍率をかけると、撮影範囲の目安が分かります。

撮影範囲の倍率(目安)
アウトカメラインカメラ
35mm判換算29mm相当31mm相当
画角(対角)73度70度
倍率(横)1.19 1.12
倍率(縦)0.9 0.84

撮影範囲 = 被写体距離 × 倍率

例えば、アウトカメラで被写体距離が5mの場合、横=5×1.19=5.95m、縦=5×0.9=4.5mの範囲を画面いっぱいに写すことができます。




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