iPhone 6と6 Plusで撮影した写真のEXIFデータを調べたところ、35mm判換算焦点距離はアウトカメラ(iSight)が「29mm相当」、インカメラ(FaceTime)が「31mm相当」で、いずれもiPhone 5sと同じです。これを元に画角を計算すると、アウトカメラが「約73度」でインカメラが「約70度」になります。アウトカメラの方が若干広角で、広い範囲を写すことができます。
同様にレンズの焦点距離を調べると、両機種ともアウトカメラはiPhone 5sと同じ「4.15mm」ですが、インカメラはiPhone 5sの「2.15mm」から「2.65mm」へ変更されています。インカメラの焦点距離が長くなっても画角が変わっていないということは、それだけセンサーサイズが大きくなっていると考えられます。
ちなみに、iPhone 6 / 6 Plusのセンサーサイズ(対角)を計算してみると、アウトカメラは「約6.2mm(約1/2.9型)」、インカメラは「約3.7mm(約1/5型)」です。
iPhone 6 / 6 Plus | iPhone 5s | |||
---|---|---|---|---|
アウト | イン | アウト | イン | |
焦点距離 | 4.15mm | 2.65mm | 4.15mm | 2.15mm |
開放F値 | F2.2 | F2.2 | F2.2 | F2.4 |
35mm判換算 | 29mm | 31mm | 29mm | 31mm |
画角 | 73度 | 70度 | 73度 | 70度 |
撮影範囲の目安
被写体距離(レンズから被写体までの距離)に下表の倍率をかけると、撮影範囲の目安が分かります。
アウトカメラ | インカメラ | |
---|---|---|
35mm判換算 | 29mm相当 | 31mm相当 |
画角(対角) | 73度 | 70度 |
倍率(横) | 1.19 | 1.12 |
倍率(縦) | 0.9 | 0.84 |
撮影範囲 = 被写体距離 × 倍率
例えば、アウトカメラで被写体距離が5mの場合、横=5×1.19=5.95m、縦=5×0.9=4.5mの範囲を画面いっぱいに写すことができます。
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